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G-SECにおける東日本大震災復興支援関連活動
(所属・肩書は講演当時のものです。)
東日本大震災を受けてグローバルセキュリティ研究所では、震災や復興について幅広い視点からとらえた活動を行い、成果を社会と共有してきました。
1 Lessons from JAPAN Disaster
研究代表者:竹中平蔵(G-SEC所長・総合政策学部教授)
今回の震災を“複合連鎖危機”ととらえ、さまざまな分野の専門家を結集し、「新しい危機管理」の視点から多角的に分析を行い、そこから得た経験と教訓を書籍にまとめて4か国語で出版し、Disseminationにより世界に発信しました。
本事業は、森記念財団との共同事業として、ウシオ電機株式会社、オリックス株式会社、キッコーマン株式会社、全日本空輸株式会社、武田薬品工業株式会社、森ビル株式会社(50音順)のご支援により実施しました。
G-SEC緊急フォーラム「新しい危機管理を求めて」(2011年4月~2011年7月)
コーディネーター:竹中平蔵(G-SEC所長,総合政策学部教授)
防災、経済、政治、エネルギーなど広範な分野の第一線の政策研究者らにお集まりいただき、それぞれの専門の視点から、東日本大震災について論じていただき、議論を重ねました。
- 第1回 4月4日「関東大震災の経験から学ぶ」
- 講師:櫻川 昌哉(グローバルセキュリティ研究所副所長・経済学部教授)
- 第2回 4月11日「超広域M9地震津波複合災害の経験、防災の効果と次への備えについての初見」
- 講師:西川 智(国土交通省国土計画局広域地方計画課長)(元 内閣府災害予防・広報・国際防災協力参事官)
- 第3回 4月18日「災害危機管理:新しいメディアの視点から」
- 講師:村井 純(環境情報学部教授)
- 第4回 4月25日「災害対応と危機管理政策」
- 講師:市川 宏雄(明治大学専門職大学院長、明治大学危機管理研究センター所長)
- 第5回 5月9日「復興策:政府の役割、民間の役割」
- 講師:嘉治 佐保子(経済学部教授)
- 講師:小幡 績(経営管理研究科准教授)0dd>
- 第6回 5月16日「東日本大震災における事業継続、サプライチェーン」
- 講師:丸谷 浩明((財)建設経済研究所 研究理事、NPO法人事業継続推進機構 理事長)
- 第7回 5月23日
- 「調査から見た消費意識の変化」
- 講師:袖川 芳之(㈱電通 ソーシャル・ソリューション局 ソーシャル・マーケティング部 専任部長)
- 「震災の復旧・復興に関する資料と論点の整理」
- 講師:高田 裕久(一般財団法人日本経済研究所 常務理事事務局長)
- 第8回 6月6日「東日本大震災と日本の電力市場整備」
- 講師:八田 達夫(大阪大学招聘教授・学習院大学客員研究員)
- 第9回 6月20日「東日本大震災後の日本経済の行方」
- 講師:竹内 淳一郎(日本経済研究センター主任研究員)
- 第10回 6月27日「東日本大震災に見るValue of Tokyo」
- 講師:久保 隆行(財団法人森記念財団 都市戦略研究所 主任研究員)
- 第11回 7月4日「震災復興におけるNPO活動の現状」
- 講師:大久保 和孝(新日本有限責任監査法人 CSR担当パートナー)
- 講師:藤沢 烈 (株式会社RCF 代表)
- 第12回 7月11日「法政策学から見た震災復興と法制度設計」
- 講師:田村 次朗(法学部教授)
- 講師:隅田 浩司(東京富士大学 経営学部准教授)
書籍「日本大災害の教訓:複合危機とリスク管理」(東洋経済新報社)(2012年1月)
東日本大震災は、日本において「複合連鎖危機」を招きました。「危機管理」は国際的にも重大関心事となっており、その重要なケースとして注目されています。今回の大震災の問題を多角的に分析し、その教訓を世界に発信することこそが、日本を援助し励ましてくれた世界に対する責務といえます。 こうした問題意識に立ち、各分野の政策専門家10名を結集し、「新しい危機管理」の観点から分析・議論を行い集約されたのが本書です。
- ・英語版「Lessons from the Disaster」(ジャパンタイムズ社)
- ・韓国語版 高麗大学の協力により出版
- ・中国語版 北京大学の林振江先生、林光江先生、古市
雅子先生の協力により出版
出版記念シンポジウム(2012年1月20日)
Dissemination(2012年1月~2012年5月)
書籍の執筆者が海外を訪ね、現地のシンクタンク、政府機関、大学等と連携し、本件をテーマとしたシンポジウム、セミナーを世界7カ国10都市で開催し、講演・ディスカッションを行ないました。
- 2012年1月
- スイス「世界経済フォーラム(World Economic Forum、通称ダボス会議)」
- 公式出席者全員に配布されるUSBメモリに、「Lessons from the Disaster」(ジャパンタイムズ社)全文を入れていただきました。
- 2012年3月
- 韓国(ソウル) 「高麗大学日本研究センター国際学術シンポジウム」
- イタリア(ローマ) 「在伊日本大使館主催イベント」
- イギリス(ロンドン) 「チャタムハウス‐大和日英基金共催セミナー」
「オックスフォード大学日産日本問題研究所主催シンポジウム」
- アメリカ(ワシントン・ボストン・ニューヨーク)
「PROGRAM ON U.S.–JAPAN RELATIONS
Weatherhead Center FOR INTERNATIONAL AFFAIRS 」ハーバード大学
「Council on Foreign Relations」NY
「New York Meetings Program Council on Foreign Relations」NY
「CRIS (Center for Strategic & International Studies) conference」
- 2012年4月
- 中国(北京) 「北京大学主催 シンポジウム」
- 2012年5月
- インドネシア (ジャカルタ) 「CRIS ジャカルタ主催」シンポジウム
- シンガポール(シンガポール)
RSIS(Rajaratnam School of International Studies) Nanyan Technological University 主催シンポジウム
2 セミナー・講座
G-SEC Faculty Seminar(2011年5月~2012年1月)
コーディネーター:田村次朗(G-SEC副所長,法学部教授)
東日本大震災について、学内教員・研究者が専門分野の視点からとらえた講演会を開催しました。
- 第1回 5月11日「震災復興を契機とした資源循環型社会の新しいパラダイム」
- 講師:細田 衛士(経済学部教授)
- 第2回 6月14日「震災復興期の税制・社会保障改革」
- 講師:土井 丈朗(経済学部教授)
- 第3回 7月1日「東日本大震災後の経済政策運営」
- 講師:深尾 光洋(商学部教授)
- 第4回 10月7日「東日本大震災における医療支援の実態と新しい支援形態」
- 講師:本間 聡起(医学部先端医療・環境情報科学講座 特任准教授,G-SEC研究員)
- 第5回 12月6日「『3.11』震災報道を考える-政策報道と政局報道を中心に-」
- 講師:大石 裕(法学部長)
- 第6回 1月13日「東日本大震災で見直される日本人の働き方」
- 講師:山本 勲(商学部准教授)
公開講座「自立と絆」(2011年11月~2011年12月)
コーディネーター:櫻川昌哉(G-SEC副所長,経済学部教授)
東日本大震災を踏まえて、自分たちでできること、自立社会をいかに創るか、日本人としての進歩等をテーマに、国、自治体、地域コミュニティー、NPO法人等のいろいろな視点から講師をお招きして、情報提供と自ら考えていただく機会を提供しました。
- 第1回11月5日
- 「日本の防災の経験と今後-企業と家庭での被害軽減のために-」
- 講師: 西川 智(国土交通省土地・建設産業局土地市場課長)
- 第2回11月12日
- 「3.11にみるコミュニティー拠点の役割」
- 講師: 坂倉 杏介(G-SEC特任講師(芝の家PJファシリテータ))
- 第3回11月26日(土)
- 「NPOのリーダーシップによる震災復興」
- 講師: 藤沢 烈(一般社団法人RCF復興支援チーム 代表理事)
- 第4回12月3日
- 「東日本大震災を踏まえた地域防災力に向けた区の取り組み」
- 講師: 遠井 基樹(防災危機管理室 防災課長)
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